ウクライナでロシア軍のドローン攻撃で5人死亡 米ルビオ長官はパリで和平協議へ

国際

 ウクライナ各地でロシア軍による相次ぐ攻撃によって5人が死亡しました。こうしたなか、アメリカの高官を交えた和平協議がまもなくパリで始まります。

 地元メディアなどによりますと、ロシア軍は16日、ウクライナの複数の都市に弾道ミサイルやドローンによる攻撃を行い、少なくとも5人が死亡しました。

 東部のドニプロでは、このうち17歳の少女を含む3人が死亡し、30人がけがをしたということです。

 ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSで「ロシアは昼夜を問わず殺人を行っている。この戦争を終わらせ、永続的な平和を保証するために、我々は殺人者に圧力を掛けなければならない」と非難しました。

 ロシアによるウクライナへの攻撃が続くなか、パリで17日に行われる欧州各国との和平協議に臨むため、アメリカのルビオ国務長官がフランスに到着しました。

 アメリカ国務省は声明で「戦争を終わらせ、殺戮(さつりく)を止めるというトランプ大統領の目標を推進するため、欧州各国の担当者と協議する」としています。