夏の参議院選挙に向け、参議院自民党の執行部は改選を迎える議員から選挙公約などについて意見を聞き取り、出席者からはこのままでは厳しいと危機感が示されました。
自民党 松山参院幹事長
「減税も給付も国土強靱（きょうじん）化や社会保障、様々な声がございましたので、しっかり取りまとめていきたいと思ってます」
参院選に向けては参議院自民党や公明党を中心に目玉となる経済対策を求める声が出ていて、参議院自民党の執行部は所属議員を対象に給付金や減税など緊急に行うべき対策を尋ねるアンケートも行っています。
これらの意見を集約し、近く小野寺政調会長に申し入れる方針です。
ただ、政府は一律の現金給付は行わない方針を決め、今の国会での補正予算案の編成は見送る考えです。
自民党幹部は「参議院はこれでは収まらないだろう」と漏らしていて、党内の対立が激しくなりそうです。