米地裁 グーグル広告に独占禁止法違反 広告事業分割の可能性

国際

 アメリカのIT大手「グーグル」がインターネット広告の技術を巡り、独占禁止法違反として訴えられていた裁判で、アメリカの連邦地裁は不法に独占状態にあるとの判断を下しました。

 この訴訟はアメリカの司法省などが起こしたもので、連邦地裁は17日、ウェブサイト運営者向けの広告表示サービスや運営者と広告主をつなぐ取引を巡る2つの市場についてグーグルの独占禁止法違反を認めました。

 これにより、グーグルは広告に関する事業の分割を求められる可能性も浮上しています。

 グーグルはネット広告に収益を依存していて、経営に大きな打撃となる恐れも指摘されています。

 グーグルは去年8月に検索サービスでも独占にあたると認定されています。