パレスチナ・ガザ地区での戦闘が再開されて1カ月となるなか、イスラム組織「ハマス」は恒久的な停戦と引き換えに「人質全員を解放する用意がある」と表明しました。
ハマス幹部のハリル・ハイヤ氏は17日、イスラエルに対して「戦争を完全に終わらせ、ガザ地区から完全に撤退する」ことなどを条件に、人質全員を解放する交渉に応じる用意があると述べました。
一方、イスラエル側が停戦案で求めているとされるガザ地区の非武装化については「武装し、抵抗することは占領下にあるすべての人々にとって当然の権利だ」と受け入れを拒否する姿勢を示しました。
イスラエル軍は17日、停戦が事実上崩壊した先月18日以降、約1200カ所を空爆したとしたうえで「必要な場合には作戦を継続する」と表明しました。
ガザ地区の保健当局によりますと、この1カ月でのパレスチナ側の死者は約1700人に上っています。