相次ぐクマの人身被害 市街地での銃猟を認める「改正鳥獣保護管理法」が成立

社会

 市街地にクマなどが現れた場合、一定の条件下で銃を使った捕獲を可能とする「改正鳥獣保護管理法」が参議院本会議で可決し、成立しました。

 近年、クマによる人への被害が相次ぐなか、これまでの鳥獣保護管理法では市街地で銃を使用してのクマの捕獲は原則、禁止されていて、市街地でクマを撃つためには立ち会った警察官の指示を受けるなどの必要がありました。

 18日に成立した改正法では、クマが人の生活圏に侵入した場合など一定の条件を満たせば「緊急銃猟」として銃を使った捕獲が可能になります。

 また、緊急銃猟の際に地域住民の安全を確保するため、市町村長は通行制限や避難指示を実施できるとしています。

 改正法は公布から6カ月以内に施行される予定です。