大阪・関西万博は開幕から1週間が経ち、混雑や暑さへの対策など、運営面での課題が浮き彫りになっています。
■大阪・関西万博 開幕から1週間
開幕1週間で50万人以上の来場客を数えた大阪・関西万博。
来場者
「(Q.行きたい所は?)イタリア館」
「(Q.行きたい所は?)ペルーとかスペインとか。スイスも」
インターネットなどを活用し“並ばない万博”を掲げていますが、20日も開場前の入場ゲートには多くの人が詰め掛け、開場後も人気のパビリオンには長蛇の列ができました。
■混雑・暑さ・雷雨対策は…課題浮き彫り
混雑解消の動きもありますが、運営面の課題は当初から見られました。
激しい雨風に襲われた初日。入場ゲート前には行列ができたうえ通信障害も発生し、スマートフォン上で電子チケットを表示できなくなる人が続出しました。
会場のシンボルとなっている「大屋根リング」では雨漏りのように水が垂れている場所もありましたが、そもそも開幕に間に合わなかったパビリオンもあり、その中のいくつかはいまだオープンには至っていません。
開幕に間に合わなかったインド館では、1週間経った今も中で工事が進められているようです。
インドからの来場者
「私はアランです。インドから来ました。インドのパビリオンが閉まっていて残念です」
また、すでに事件も。80歳の男が「リュックに爆弾がある」などと言い、警備員らの業務を妨害したとして逮捕されました。
課題は様々ありますが、今後は暑さへの対策も重要になってきます。
大阪市で28℃以上を観測した19日は多くの来場者が日陰を求める姿が見られました。
万博協会は来場者への暑さ対策として、愛知万博開催時のおよそ3倍の水分供給場所を整備しているということです。