北極の海氷面積が観測史上最小 今後の気象への影響に懸念も

社会

 北極の海氷域の最大面積が観測史上、最小となったことが分かりました。

 JAXA=宇宙航空研究開発機構などによりますと、北極の冬季海氷域の今年の最大面積は3月20日に観測された1379万平方キロメートルで、これまで最少だった2017年の1392万平方キロメートルを下回りました。

 周辺の気温が平年より高く、海氷域が広がりにくい状態が続いたためとみられます。

 海氷面積の減少は気候変動と関連するとされていて、今後の気象や海洋環境への影響が懸念されています。

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