黒部峡谷でトロッコ電車の運行が始まる

社会

 「トロッコ電車」の愛称で知られる富山県の黒部峡谷鉄道は、今年の営業運転を再開しました。

 日本一深いV字峡谷を走る黒部峡谷鉄道は、富山県黒部市の宇奈月駅から除雪の終わった柳橋駅までの2.1キロの区間で部分開通しました。

 今年は2月の寒波の影響で、線路上には多い所でおよそ2メートルの積雪があり、現在も5月10日の猫又駅までの開通に向けて除雪作業が続いています。

 例年、5月には全線で運行が始まりますが、去年元日の能登半島地震の影響で今も安全対策工事が行われているため、去年に続いて欅平駅までの全線運転は行われず、中間駅の猫又駅までの折り返し運転になる予定です。

乗客
「すごい楽しいです。窓がない分迫力がすごくて、トンネルの中とかすごい壁が近くて怖かったです」
「初めて来たんですよ。今しか見られない景色をかみしめて、かみしめようと思います」

 また、猫又駅は全国で唯一、駅名に「猫」の漢字が使われる駅として知られていて、今年、新たに誕生した雄猫のキャラクターの名前の募集など、猫にちなんだ企画が行われています。