東京23区の新築マンション1戸あたりの平均価格が11カ月連続で1億円を超えました。首都圏全体でも2年ぶりに1億円超えとなりました。
不動産経済研究所によりますと、3月に発売された東京23区の新築マンションの平均価格は1億4939万円で、前年同月と比べて約2割上昇しました。
1億円を超えるのは11カ月連続です。
また、神奈川県や千葉県なども含めた首都圏全体でも前の月より4割近く上昇し、1億485万円となりました。
2023年3月以来、2年ぶりの1億円超えです。
工事費や資材費などの高騰に加え、3月は全体の供給戸数に対して半数以上が23区に集中したことで、平均価格が引き上げられたということです。
不動産経済研究所は価格が緩やかに上がる傾向は変わらないものの、このレベルの上げ幅が維持されることはないと分析しています。
また、2024年度1年間に東京23区で発売されたマンションの平均価格は1億1632万円で、年度ベースで初めて1億1000万円を突破しました。