国会で審議入り“教師の働き方改革”現役教師らが反対署名4万8000筆を国に提出

社会

 国会で審議入りした教師の働き方改革などが盛り込まれた法案について、現役教師らが長時間労働の解消にはつながらないとして反対の署名4万8000筆を国に提出しました。

高校教師 西村祐二さん
「政府側の答弁を見ていてひどい。総理や文科大臣の言葉一つひとつに傷付き、心がえぐられるよう。憤りも感じます」

 署名を提出したのは現役教師や大学教授などでつくる有志の会です。

 公立学校の教師に残業代の代わりに支給される調整額を引き上げることなどが盛り込まれた法案では「学校現場の環境は改善されない」として、およそ4万8000筆が集まりました。

 署名提出の前に会見を開いた現役高校教師の西村祐二さんは、国として教師の勤務実態を調べることや残業代の支給を可能とする法改正の必要性を議論し続けることなどを求めました。

 集まった署名は各政党宛てにも提出されています。