ニセ警察官が現れました。それだけじゃありません、ニセ検察官も現れました。
盛岡市に住む30代男性の携帯に掛かってきた電話は大阪府警の刑事を名乗る男からでした。
刑事を名乗る男
「犯人グループのお金、数百万円があなた名義のインターネットバンク口座に入金されている」
刑事を名乗る男は30代の男性をLINEのビデオ通話に誘導すると、信用させるために見せた警察手帳は偽物です。
刑事を名乗る男
「オレオレ詐欺の主犯があなた名義の口座に入金していて、あなたが訴えられている。資金調査が必要だ」
ニセ刑事にニセ警察手帳。それだけではありません。LINE電話に次に現れたのは検事を名乗る男でした。
この男も身分証明書を見せましたが、これも偽物です。
検事を名乗る男
「調査を終えないとあなたは逮捕される。指定する口座に入金すれば調査後15分ぐらいで返金する」
大阪府警に電話して特殊詐欺と気付いた30代の男性。ATMから約50万円を振り込んでしまった後でした。
警察によりますと、LINEで連絡することはなく、ビデオ通話で警察手帳や顔写真を見せることもありません。