「No.1道の駅」徹底調査

経済

 ゴールデンウィーク目前、今年最も注目の道の駅があるんです。

■今年注目の道の駅 キャベツ“抱え放題”

 毎週末行列ができると話題の場所は、都心から約1時間で行ける千葉県木更津市の道の駅なのです。

東京から来た人
「来てみて(列が)僕のところでギリギリだったんですけど、7時に来てギリギリとは思っていなかったです」

 行列の訳は“お得”で“おいしい”。朝9時に道の駅がオープンすると…。

 目の前には大量のキャベツ。実はこれキャベツの抱え込み放題のイベント。

 両手いっぱいに抱えた状態で5秒耐えることができれば、その分だけ持ち帰ることができるんです。参加費は500円。

 お父さんが頑張って8個のキャベツを見事に抱え込みました。1玉あたり62円。

 小学校3年生の男の子も挑戦。家族連れでも楽しめるので、ゴールデンウィークに行くところが決まってない人にもおすすめ。結果は5個でしたが…。

小学3年生
「(Q.何にして食べたい?)お好み焼き」

 この日の最多記録はなんと15個獲得。一玉33円で“オトク”に大量のキャベツを手にしました。

 ゴールデンウィークにもイベントが目白押しです。

道の駅木更津 うまくたの里 石原皓介駅長
「タケノコ抱え込み放題、おコメ盛り放題、新玉ねぎ詰め放題、卵を使用したイベントなども用意しています」

 もはや道の駅はただの休憩施設ではなく、ゴールデンウィークの旅の目的地にもなるんです。

 そこで、都心から気軽に行ける関東の2つのナンバー1の道の駅をご紹介します。

■関東で“一番新しい”道の駅

 まずは、関東で一番新しい道の駅。都心から1時間半、3月末にオープンしたばかりの埼玉県の道の駅「べに花の郷おけがわ」。

 開店前ですが、すでに60人以上が並んでいます。行列の先にあったのは埼玉県産の牛乳を使ったソフトクリーム。

桶川市内から来た人(70代)
「もう3回目なの。ソフトを食べたくて並んでも買えなかったから、きょう朝早く来た」

 コンセプトは“食のテーマパーク”。海なし県、埼玉ですが、特に力を入れているのが豊富な海の幸です。

 お昼時のフードコートをのぞくと、桶川だけに、桶(おけ)の上に並んだ海鮮丼の数々。

 なかでも、人気ナンバー1は海鮮5色丼。マグロやサーモンなどの新鮮な刺身にいくらがのった丼ぶり、肉厚な刺身は食べ応え十分です。

さいたま市から来た人(50代)
「すごいトロトロ」
「桶川なのに、海のないところなのにすごく新鮮でおいしいです」

 海なし県なのに、どうして新鮮な魚を取りそろえることができるのでしょうか。

道の駅べに花の郷おけがわ 中村鷹敏駅長
「小田原漁港から直送で仕入れられる。高速道路一本で通れるという立地の良さが1つの要因」

 海なし県にある“関東最新”の道の駅は、新鮮な海の幸であふれていました。

■プロも選ぶ“実力1位”道の駅

 続いての“ナンバー1道の駅”は群馬県にありました。

 道の駅のプロが選ぶ「道の駅大賞」で総合1位に輝いた「まえばし赤城」です。早速その魅力を聞いてみると。

渋川市から来た人(60代)
「広々してて気持ちがいいですよね」

埼玉から来た人(40代)
「道の駅とは思えない規模の遊具とか充実しているなと。すごく広い」

 約7ヘクタール、東京ドームの1.5倍と、その大きさはなんと日本最大級。その広大な敷地に、道の駅とは思えない多彩な施設の数々がそろっています。

 道の駅のなかでも珍しいのは日帰りの入浴施設。サウナもついていて、誰でも気軽に入ることができます。

茨城から来た人(60代)
「すごく助かります。車中泊とか多いので、お風呂があると朝とか非常に助かります」

 さらに…。

道の駅まえばし赤城 大塚千晴さん
「こちらが芝生広場になっていて、奥がバーベキュー広場になっている」

 実際に利用している人がいました。

 広場にはドッグランや子どもたちが遊べる遊具もあり、家族連れでにぎわっています。

 食べ物も充実しています。畜産が盛んな群馬県、注目は“肉”です。一番人気は、群馬県産のブランド牛である赤城牛を使用したローストビーフ丼。おととしに、全国の道の駅グルメを集めた道-1グランプリで2位に輝いた一品です。

 さらに究極の地産地消グルメが…。

道の駅まえばし赤城 大塚千晴さん
「こちらで“ある果物”を育てています」

 道の駅の敷地内にビニールハウス。その中では…。道の駅で育てたバナナが店頭に並び、さらにスムージーとしても提供しているんです。

 グルメからレジャーまで満喫できる道の駅。ゴールデンウィークのお出掛け先にいかがでしょうか。