桜前線が北上し、桜の見頃を終えた関東ですが、神奈川県箱根町の芦ノ湖では湖畔に咲く一本桜が見頃を迎えました。
芦ノ湖の湖畔にそびえる一本の桜は樹齢約110年を誇るオオシマザクラです。
高さ12メートルで、枝の広がりは約22メートルにもなります。
白い花をまとい、富士山のような姿から「湖畔の一本桜」と呼ばれ、芦ノ湖の春を彩る桜として人気があります。
今年は例年並みの15日に開花し、先週末の暖かさで一気に咲き進み、今は8分咲きとなって見頃を迎えました。
関東で桜の季節が終わりを告げた後、湖畔に一本だけ咲く姿を見た人たちは、都心では散ってしまったソメイヨシノを懐かしむかのように、ひと足遅い桜の便りを楽しんでいました。
花見客
「すごくきれいで、きのうの夜も実は見たんですけど、やっぱり晴れている方がすごくきれいだなと」
「富士付近の風景と調和して素晴らしいです」
湖畔の一本桜は、今週末まで楽しめるということです。