街の中心部で300軒近くが停電した火災、原因は“鳥”でした。
赤く燃える電線。18日の午後、盛岡市の中心部で火の手が上がり周辺が停電しました。
店を開ける準備をしていた飲食店では、冷蔵庫も使えない状態に…。
飲食店の店主
「きょうの営業できるかできないか、予約も断るか断らないかというとこ」
昼の街に急な停電を引き起こした火災。電力会社が調べたところ、出火した電線の近くから木の枝や金属製のハンガーが見つかりました。
その正体は“カラスの巣”とみられています。
実はこの時期、カラスによる停電に注意が必要だと専門家は指摘します。
東京大学 樋口広芳名誉教授
「春先から初夏にかけてカラスの繁殖時期。鉄塔や電柱は、しっかりとした構造になってるので巣作りの場所としては都合が良い。はみ出した針金ハンガー等の金属物が周囲の鉄の部分や電線に触れてショートして火が出て、それで停電が起きる」
もし電柱にカラスの巣を見つけたら…。
東京大学 樋口広芳名誉教授
「危険が伴うこともある。行政に電話して、行政で判断して取り除く」