“パンダ来日”に新たな動き 和歌山全頭返還の一方で…

社会

 中国へ返還が決まったパンダがいる一方で、新たにパンダが来日する可能性も出てきました。

 笹を食べても、ねそべっても、後ろ姿もかわいいパンダ。

 4頭を飼育する和歌山のアドベンチャーワールドは多くのファンを魅了してきました。

来場者
「かわいい」
「しっぽと色がかわいい」

 しかし24日、和歌山にいる全4頭が6月末に中国へ返還されることが発表されました。

来場者
「4頭一気に(返還)は考えてなかったので、さみしい」
「びっくりと、悲しいのと、まだ心の整理がついていない」

 日本に残るパンダは上野動物園の2頭だけ。

 しかし、ここに来て新たな動きも出てきています。

茨城県 大井川和彦知事
「なおさら重要性が増したのではないか。茨城県としてのパンダ誘致も」

 茨城県は以前から、日立市のかみね動物園へのパンダ誘致を進めていました。

 そして21日、パンダが生息する中国・陝西省と覚書を締結し、ジャイアントパンダの保護など幅広い分野で交流を強めていくと発表。

 今回の覚書の締結に期待を寄せています。

茨城県 大井川和彦知事
「このタイミングで覚書を結べたのは、中国に対して大きなアピールになった」