豪雨災害で12人が犠牲に 呉市天応で慰霊祭

広島防災・災害

7月の豪雨災害で12人が犠牲となった呉市天応地区で、災害の記憶を風化させないために住民らによる慰霊祭が行われました。

呉市天応地区では、9月に行方不明となっていた女性(73)の遺体が発見され、豪雨災害で犠牲となった人は12人となりました。22日、天応西条地区の自治会が行った慰霊祭には、地元住民ら約300人が参加し、犠牲者の冥福を祈りました。参列した女性のひとりは、「近所の方みんなによくしてもらっていたからね。それが一度にみんな亡くなられたから。安らかに眠ってほしい」と、また男性のひとりは「安全で住みやすい天応になるようにみんなで力合わせてやっていけたら。そのためには見守ってほしい」と、話しました。天応西条地区のちびっ子広場には、今月30日まで献花台が設置されます。