去年7月、西日本を襲った平成最悪の豪雨災害。
広範囲で発生した土砂災害などで130人以上が犠牲になった広島県。
河川の堤防が決壊し、全域が浸水した岡山県倉敷市真備町(まびちょう)。
土砂災害で主要産業が窮地に立たされた"みかんのまち"愛媛県宇和島市吉田町。
発災から1年、中四国の3局が浮き彫りになった課題を総力で取材しました。
広島 課題となった“避難の壁”
熊野町の住宅団地「大原ハイツ」。裏山の土砂が崩れ、12人が犠牲になりました。
夫を亡くした女性は、あの日、山の異変に気がついていながら逃げることができなかった事を後悔し“早めの避難”の重要性を再認識しました。
6月、広島市と熊野町などに全国で始めて警戒レベル4が発表、その時住民の行動は?岡山 100年間で15回浸水「水害はなくなるのか?」
町の総面積の4分の1が水没した倉敷市真備町。51人が犠牲になりました。
川の本流と支流の計8カ所が決壊した原因は、水害の全体像に迫ります。愛媛 “愛媛みかん発祥の地”若者たちの1年
大規模な土砂崩れでみかん山が被害を受けた宇和島市吉田町。
「変わり果てたふるさとを元気にしたい」と若手農家が立ち上がりました。
かつてない苦難にどう立ち向かうのか、1年を追いました。