77人が犠牲になった広島市の土砂災害から20日で5年です。被災地には多くの遺族らが訪れ、追悼の祈りを捧げています。
被害の大きかった広島市安佐南区八木では、災害が発生したとみられる午前2時半ごろから遺族らが線香や花を手向けました。また県営緑丘住宅の付近ではおよそ350個の灯篭が並べられ、復興への思いをあらたにしました。5年前の広島市で起きた土砂災害では関連死を含め77人が亡くなっています。学区内で69人が犠牲になった梅林小学校では追悼式が開かれ、広島市の松井市長や遺族らおよそ70人が参列しました。国や県などは99カ所で砂防ダムなどの工事を進めこれまでに96カ所が完了し、残りの3カ所も今年度内に終える予定です。