8.20被災地に西日本豪雨被災地 市長や大臣が視察 広島

広島防災・災害

雨が降る中、去年の西日本豪雨と5年前の土砂災害の被災地への視察が相次ぎました。

土砂災害から5年の20日に大雨警報が出されて延期となっていた松井市長の視察。27日も小雨が降る中、5年前の土砂災害被災地を訪れ、道路や水路の工事現場5カ所を視察しました。道路の下に空間を作り、砂防ダムなどから溢れた雨水を貯め、川に排水するための工事計画や、安全に避難するための新しい道路について職員から説明を受けました。
松井市長は「復旧の作業をして、復興そして地域の活性化に役立つための対応を関係者の皆さんにはしっかりやってもらいたい」と話していました。

一方、山本防災担当大臣は去年7月の西日本豪雨の被災地を視察するため広島入り。まず県庁を訪れ田辺副知事と復旧・復興プランの進捗状況を踏まえ意見交換を行いました。
そのあと12人が犠牲になった熊野町の住宅団地「大原ハイツ」などを視察。黙とうをささげた後、県の担当職員から背後の山にあったコアストーンの破砕が完了したことや砂防ダムの建設計画などの説明を受けました。
山本防災担当大臣は「いつ大雨が来るかわからない。一刻も早く防災対応が進んでいくように我々も全力をあげて取り組んでいきたい」と話しました。
県は、この地区に新たな砂防ダム3基の整備を計画していて、そのうち2基は12月上旬の完成を目指しています。