防災の日前に訓練 初めてため池での訓練も 広島

広島防災・災害

9月1日の防災の日を前に、広島市内の各地で防災訓練が実施されています。ことしは初めてため池でも行われています。

去年の豪雨災害ではため池が決壊して死者も出たことなどからため池管理保全法が制定されました。これをきっかけに広島市は今回初めてため池での訓練を実施しました。
近くに20軒の住宅がある安芸区阿戸町のため池では消防や自衛隊、地元住民などおよそ70人が参加し池の決壊を防ぐ訓練が行われました。参加者は、ため池の周りに土のうを積んで水路を作ったり堤防が崩れるのを防ぐシートをかけたりしていました。
広島市災害対策課の稲垣修二主幹は「自主防災組織や地域の方々も含めて県、国の防災関係機関との連携強化をはかっていきたい」と話していました。
午後は佐伯区で行方不明者の捜索・救助訓練などが行われる予定です。