新型コロナが献血にも影響 首都圏などで血液不足 広島

広島

コロナウイルスの影響は献血にも及んでいます。県内の血液センターではある問題に悩まされいます。

広島県赤十字血液センター渡部厚さんは「本通りで献血の呼びかけをすることが多いんですけど人通りがかなり減ったなということがあるので(血液の)確保が難しくなったなと感じてる」と話します。

人通りの減少に加え、イベントや卒業式などが中止になったことで計画していた移動車での献血がまったくできない状況です。

このままでは血液の確保が危機的状況になってしまうと危惧されていましたが…。渡部さんは「(移動車での)献血のキャンセルが相次いでいると報道されてその反動で今は非常に多くの方に協力いただいてる」と話します。

一方で新型コロナウィルスの感染者が増えている東京や北海道では輸血用の血液が足りない状況が続いているといいます。

渡部さんは「北海道ですとか首都圏はかなり(血液の)確保が難しい状況ですので、他の地域で確保した血液をそちらにお届けする形で日本全体の血液を全国民で支える形でカバーしてます」と話します。

通常は広島で献血すると中四国エリアで使用されますがいまは血液が不足してている全国の地域へ送っています。また毎年、年度末は血液が不足する時期になります。

1度献血するとしばらく受けられなくなることや血液の長期保存はできないため月末に向けて分散して協力ほしいとしています。