広島県内の多くの中学校で卒業式が行われました。新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、時間や規模を縮小するなど対応がとられています。
広島市安佐南区の祇園中学校では、教師らが体育館の手すりを除菌するなど式が始まる前から新型コロナウィルスへの対策に追われていました。
式では卒業生全員がマスクを着用し、換気のために窓は開けたまま行われました。
在校生は生徒会役員以外の参加を取りやめたほか来賓の出席はなく保護者は1家庭につき1人と呼びかけるなど規模を縮小したということです。
校長先生は祝辞の中で「新型コロナウイルスによる感染拡大を防ぐためこのような形での卒業式となりました。皆さんは寂しく感じるかもしれませんが、皆さんの門出を祝う気持ちは皆変わりません」と話しました。
卒業証書の授与は代表の1人のみで、式は例年の半分の約1時間で終了しました。