「緊急事態宣言」から一夜 新幹線駅はガラガラ 知事ら対応検討 広島

広島

安倍総理が出した緊急事態宣言から一夜、対象外となっている広島でも対応が検討されています。

8日朝の広島駅。観光や帰省に伴う山陽新幹線の臨時列車が大幅に運休された影響もあり、改札を通る人はまばらでした。
こちらの女性は福岡で行われる予定だった会社の研修が中止となり急遽、広島に戻ったといいます。「自由席だったけどまばらで、そんなに人はいなかったです。2週間たってから様子見て実家に行けたら」と話していました。
また別の兵庫県に戻る男性は「(着いてから)また電車に乗るので、誰が感染しているかわからないので不安です」と話していました。

7日夜の緊急事態宣言を受けて、湯崎知事は全国の知事とのオンライン会議に臨み、協力要請に対する補償や、宣言対象地域への移動の自粛などを盛り込んだ「国への緊急提言」を取りまとめました。
知事は「(広島のような地域では)徹底的に感染者を追いかけて感染源を突き止めるとか、感染を拡大させない接触者に対する検査とか、そういったことを徹底して緊急事態宣言地域を増やさない努力が極めて重要」と話していました。

一方、広島市は、7日夜、新たに3人の感染を確認したと発表しました。県内の感染者はあわせて19人です。