JR西日本広島支社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げがほぼ半減していると発表しました。
JR西日本広島支社の北野眞支社長は、定例会見で「会社発足(1987年)以来一番 経営的には厳しい状況じゃないかなと思っています」と話しました。広島支社管内では新幹線や在来線を合わせた3月の運賃収入、いわゆる売り上げが去年の同じ時期に比べ53・6%。今月1週目に限れば46・7%と大きく落ち込んでいるということです。
また、広島県内全域に外出自粛要請が出された先週末、広島駅の改札を通過した人数も通常の20%でした。さらにゴールデンウイーク期間中の新幹線の指定席予約状況は、去年に比べてわずか8%にとどまっています。北野眞支社長は「今できることは、とにかくお客さまと社員の感染防止でございますので、それを第一に鉄道の運行を継続してまいりたいという気持ち」と話しました。