検査したのは300人以上。広島県は20日夜、三次市で発生したクラスターを、ほぼ封じ込めたと発表しました。
県健康福祉局の田中剛局長は「三次市で発生したクラスターの関係は本日でほぼ調査が終了した」と話しました。県は20日、クラスターが発生した通所介護施設「水明園」を利用していた感染者の家族である50代女性の感染を発表しました。せきがあるものの軽症だということです。
県や市は、およそ2週間かけて「水明園」の利用者や職員などのべ325人を検査し、36人の陽性を確認しました。濃厚接触者の調査を一通り終えたことから、県はクラスターの「封じ込め」ができたとしましたが、80代の女性が亡くなるなど改めて対応の難しさが浮き彫りとなりました。