東京や大阪などで新型コロナウイルスによる院内感染が相次ぐ中、広島県内のいわゆる「かかりつけの小規模な病院」でも対策が始められています。
病院の玄関先に設置された特設テント。発熱した患者を診るための待合室を兼ねた診察スペースです。
牛田クリニックは、内科や外科のほか呼吸器科をもつ「町のお医者さん」。感染で重症化しやすい高齢者や呼吸器疾患をもつ患者も多いことから今月、特設テントを設置しました。
大きな病院では発熱した患者だけが通る導線を設置できますが、小さな病院ではうまくできないからです。
東京都や大阪府の病院では院内感染が相次ぎ、クラスターが発生。病院機能の一部が停止するなど大きな影響が出ています。
広島市の保健所によりますと、駐車場などに特設の診察室を作りたいという相談は先月ごろから増えていて、これまでに4つの病院から申請が届いているということです。