広島県三次市のクラスターが発生した介護施設などについて、県は施設の再開を認める見解を示しました。
これまでに37人の集団感染、いわゆるクラスターが確認された三次市では、約9割の社会福祉施設が自主休業または事業を縮小しています。
広島県健康福祉局・田中剛局長は、「(感染拡大は)これ以上は大丈夫ということが分かったので、全体で(再開で)いいのではと説明させていただいた」と話しました。県は、必要な福祉サービスを維持するため、施設の再開を認める見解をとりまとめました。
15日以降、利用者や職員への感染が確認されていないこと、「感染拡大の可能性は低い」との意見があったなどとしています。県はこの見解を三次市長に伝えるとともに、改めて感染防止対策の徹底を図るよう促しています。