新型コロナ緊急対策をホテルで審議 広島県議会

広島

新型コロナウイルスの緊急対策を盛り込んだ補正予算案などを審議する臨時の県議会が広島市内のホテルで開かれました。

湯崎知事は「この国難とも言うべき状況に対し、何よりも県民の命と暮らしを守るため、引き続き全力で取り組む決意でございます」と話しました。

県庁近くのホテルで開かれた臨時の県議会。議場が耐震工事中で、他の部屋ではいわゆる3密を避けられないことなどからホテルで開かれました。補正予算案の総額は424億円で財源は国からの臨時交付金などのほか、県の貯金である財政調整基金も最大限切り崩しました。

県の休業要請に応じた中小事業者などに10万円から50万円を支給するとして93億円。人工呼吸器などの整備や軽症者を受け入れるホテルの借り上げ費用などに56億円を計上しています。

補正予算案は5月1日の議会で可決される見通しです。