広島県が施設への休業要請を段階的に緩和する方針を発表しましたが、広島市は臨時休館している原爆資料館について、6月以降に再開する方針を示しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、広島市は原爆資料館などの施設を臨時休館しています。先日、県は休業要請を段階的に緩和していく方針を示し、博物館は11日以降に解除の対象となっていました。
しかし、原爆資料館は、来館者の多くが広島市外から訪れることや入場制限といった安全対策の準備に期間が必要だとして、全国で緊急事態宣言が解除される目安の6月1日以降に再開する方針を示しました。
広島市の松井一実市長は、「広島としてのメッセージを発する必要がある年だと基本認識をしていましたけれども、コロナウイルスの発生のために、来る方々の命を大事にするということ」と話しました。