週明けようやく再開へ 準備進む 広島

広島

来週月曜日から6月に入ります。学校や多くの施設が1日からの再開に向けて準備を進めています。

広島市南区の段原小学校では来月1日からの学校再開を前に掃除や消毒作業など準備を進めています。

今までも席の間隔を開け窓を開放するなど感染予防対策をしていましたが、新たに教室の入り口と出口を分けるなど児童が密集しないように対策をしています。

段原小学校・吉武哲教頭「こちらの放送室を使って、6月1日の月曜日の朝にテレビ朝会を行う予定です」

今まで行っていた全校集会も3密を避けるためにテレビを使って放送するということです。
段原小学校・島本靖校長「子どもたちが学校に慣れて、生活リズムを取り戻すことを大事にしていきたいと思います」

先月15日に始まった長い休みもあさってまで。いよいよ本格的に児童の元気な声が学校に戻ってきます。

約3カ月ぶりの再開となる原爆資料館でも準備が進んでいます。
薄井美水記者リポート「再開に向けて特別な受付を設置。こちらで整理券を受け取るということです」

館内では入場制限を行うため30分ごとに100枚の整理券を配布し、入り口には検温するためのカメラが設置されています。

また展示室では普段は触れることができる被爆瓦などの展示に囲いが設けられました。
広島市被爆体験継承担当・稲田亜由美担当課長「被爆75周年の節目にあたる今年、ひとりでも多くの方に被爆の実相に触れていただきたいという思いは変わりません」

ようやくの再開ですが引き続きピースボランティアや被爆講話の受け付けは休止となり、しばらくは制限がある中での開館となりそうです。