映画館などの施設では感染を防ぐため、様々な3密対策がとられています。広島県神石高原町では映画館を使わない上映会が行われました。
高橋勇介記者リポート「神石高原町の道の駅には多くの車が集まっています。皆さんのお目当てはドライブインシアターです。」
このイベントは福山市で映画館などを運営するフューレックが初めて行ったものです。訪れた映画ファンは久しぶりの大画面を楽しみました。
広島市から「作品もすごくおもしろかったし、こういう機会がまたあるならまた行きたいなと思います」
このイベント、実は4月に予定されていましたが、開催2日前に緊急事態宣言が全国に拡大、急遽延期になっていました。
待ち望んだ上映会でしたが上映開始の5時間ほど前、降り続く雨・・・。
フューレック・酒井宏雅担当「なんとか(上映)できる範囲だと思います。まだ・・・」
今回こそは行いたいという祈るような気持ちで、準備が進められていました。
雨が弱まったタイミングでいよいよスクリーンの取り付け。横幅10メートルのスクリーンが広がり準備が整いました。
そして午後7時50分、上映開始。
広島や福山、岡山ナンバーなどチケットを購入して集まった車は26台。車内では家族や友人と久しぶりの映画を楽しんでいました。
兵庫県からの母娘「ドライブインシアターが興味があったので、音も車の中でちゃんとクリアに聞こえるし、家族水入らずですごく楽しかったです」
尾道から「3密を気にすることがなかったので、家族で来れたので、すごくよかったなと思います」
フューレック・酒井宏雅担当「ひと安心というか、ほっとしています。こういうものも映画の見方として提供できたらと思ってるので、映画っていう文化を広める機会の一つとしてとらえてもらったらいいかなと思っています」
このイベントは次回は27日に予定。今後は定期的に開催したいということです。