西日本豪雨の被災地 砂防ダムが完成 住民らが見学 広島・呉市安浦町

広島防災・災害

おととしの豪雨災害で4人が犠牲となった呉市安浦町で県が整備していた砂防ダムが完成し住民らを対象にした見学会が行われました。

呉市安浦町下垣内地区に完成したこちらの砂防ダム。幅88m、高さが9mあり、約1万5千立法メートルの土砂がせき止められます。安浦町では各地で大規模な土砂崩れが発生し4人が亡くなるなど大きな被害を受けました。見学会には約20人の住民が参加し、ダムに上がって効果を確かめました。

呉市安浦町下垣内自治会の今本聖治会長は「立派な砂防ダムを造って頂き感謝しています」と話し
別の住民は「まるで全て安心ではないけれど、心のどこかで『雨だ!すぐ避難!』みたいなことはないですね、ちょっと安心です」と話しました。

県が安浦町内に建設中の砂防ダム3基は今年度中の完成を予定しています。