新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、広島県は来月から新たに県内のホテル1棟を借り上げ、軽症患者らを受け入れる計画です。
県によりますと軽症患者らを受け入れるホテルは事前の調査で「提供可能」と回答したホテルのうちの1棟で近く契約する予定です。
来月から2カ月間、1棟全体を借り上げ、そのうちの約150室を患者用に確保する予定で、看護師などが常駐し患者のケアに当たるということです。
県は21日から近隣住民に文書を配り感染防止策などを説明しているほか、専用の電話窓口を設け質問を受け付けています。
現在、県が確保している病床数は266。28日時点での入院患者は67人で、空いている病床は70%を超えていますが、県は感染者の増加に備え最大で500の病床確保を目指す方針です。