新型コロナウイルスの感染者、広島県内で14人確認されました。これまでに県内で感染した人は320人、広島市はある傾向に注意してほしいと呼びかけています。
広島市が31日に発表した12人の感染者。クラスターが発生している飲食店「アムズ」に来店した、50代女性や感染者が利用したライブハウスのイベントに参加した50代女性などこれまでに感染が判明している患者と接触歴がある人が目立ちました。また安佐南区の市立小学校の放課後児童クラブの指導員も感染。この小学校は8月1日から3日間臨時休校します。
福山市でも新たに2人の感染が確認されました。いずれもこれまでの感染者(30代)の濃厚接触者で、1人ついては10代と発表されています。
広島市は最近の傾向としてこれまで多かった20代、30代だけでなく、40、50代の患者が増えていると指摘。
広島市健康福祉局の阪谷幸春担当局長は「特に40代、50代ここは子供の世代との接点もありますしそして高齢者との接点もある。つまり重症化しやすい高齢者との接点がより強くなるというポイントを皆さんに気を付けていいただきたい」と話しました。
また、これまでの感染例からマスクをしていても近距離・長時間だと感染の可能性が非常に高いこと、発熱が多い病気だが特に味覚・嗅覚障害に気を付けてほしいとしています。
さらに、お盆の帰省について自粛までは考えていないが感染拡大地域の往来は控えてほしい、とよびかけています。