きょうは盆の入り。新型コロナウイルスの影響は墓参りにも色濃く現れています。
お盆の時期先祖へ感謝の気持ちを込めて飾られる色鮮やかな盆灯籠。
広島市中区の光圓寺ではお墓にお供えする花や線香を手にお参りをする人の姿がありました。
墓参りに来た人「2人が高校入試なんで、高校に入れるかどうかしっかりと拝んでお願いした」「私たちが健康に暮らしていることをご先祖さまに感謝してます」
盆の時期に見られるいつもの光景。しかし今年はある異変が起きていました。
毎年、寺の入り口で盆灯籠を売る人に話しを聞くと…。
「例年の半分ぐらいですね。毎年県外の方が多いんですけど、今週は広島ナンバーしか見てない」
光圓寺によりますと、今年は新型コロナウイルスの影響で盆灯籠の数も少なく、墓参りに訪れる人も例年の7割ほどだといいます。
そんな中こちらの寺ではある取り組みを始めていました。
公式ホームページとユーチューブで法要の様子が配信されています。
光圓寺では人が集まり密状態になるのを防ぐため、法要をオンラインで配信するなど対策をとっているということです。
光圓寺・飯田通住職「私が前職がシステムエンジニアだったものですからその辺のノウハウはあるので、実際のサーバーの構築からすべて自前でやりました」
実際に法要に参加するのは初盆を迎える家族2人だけに限定し、それ以外はオンライン配信を見るように勧めました。
光圓寺・飯田通住職「普段若い人がほとんどいないので若い人が仏教の教えを聞くという機会になったのは非常によかったことだと思う」