新型コロナウイルスの影響が収まらない中迎えた今年のお盆休み。取材をすると今年ならではの特徴が見えてきました。
夏の暑い日差しのもと仕事を再開させた人たち。盆休みはどう過ごしたのでしょうか。
「ほとんど家にいました暑いのもあるしもちろんコロナもあるし」「お墓参りだけですね。なにもしてないけど夏バテした感じです」
新型コロナウイルスの影響か外出しなかった人が多かったようです。
一方、16日の観光地では…。
都築亮輔記者リポ「きょうでお盆も最終日です。そんな中、観光地宮島では少しづつですが賑わいを取り戻しています」
宮島の商店街には食べ歩きなど観光を楽しむ人たちの姿がありました。宮島で100年以上続く老舗の旅館でも…。
錦水館・武内智弘社長「宿泊に関しては例年に近いぐらいお客さまは戻っています」
しかし商店街を見るとまだまだ観光客が戻ったとは言えない状況だといいます。毎年お盆の時期には多くの人が集まる宮島サービスエリアでも。
甘栗を販売する石田春光さん(10秒)「全然ダメですね(売り上げは)3分の1ぐらいですね。(例年なら車が)ずっと向こうまでいっぱいなんですよ。半分も入ってない」
そんな中、駐車場に止まっている車を見てみると…。広島ナンバーにまじり半分以上が九州や関西エリアのナンバーの車でした。実は今年の盆休みには、例年にないある特徴があったんです。
錦水館・武内智弘社長「例年はほとんどが関東のお客さまがこの時期は多かったんですけど、ほとんど今はいない状況ですね」
地元・広島や比較的近い九州や関西の宿泊客が増えているということです。宮島で観光客を乗せて走る人力車でも…。
えびす屋宮島・北川麻世社長「肌がじりじりするとちゃんとがんばってるなと、肌も喜んでます」
観光客が戻り仕事が再開できた喜びを肌で感じていました。
えびす屋宮島・北川麻世社長「去年が(観光客が)非常に多かったので去年と比べると肌感で半分ぐらいかな。今年の傾向は広島県内の方や近隣の方々が乗ってくれてるなって印象はある」
今年は新型コロナウイルスの影響で近場で旅行する人が増えているということです。少しづつ活気を取り戻しつつある観光地。それでも本来の姿に戻るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。