新型コロナの影響で短い夏休みが終わり、広島市のほとんどの学校で授業が再開しました。まさしく「あっという間」だった夏休み、今年ならではの過ごし方の傾向が見えてきました。
中区の幟町小学校では、児童が感染対策のためすぐに手を洗い、体温などを記入した健康カードを提出しました。またテレビ中継を使った全校朝会が行われ、校長先生から熱中症に気を付けながらマスクなどの感染予防をするよう話がありました。
児童は「これぐらいの青いトンボが取れたいっぱい遊べて楽しかったです」「コロナウイルスで(旅行とかに)行けなかったから来年こそは行きたいな」と話していました。
広島市では2週間余りとちょっと短い夏休み。小学校では児童の感染を防ぐため、内容や時期を変更して運動会や野外活動などの学校行事を行なっていく予定です。
さてコロナ禍で迎えた「短い夏休み」。どんな思い出ができましたか?
年長さんは「海とか行きたいけどコロナで行けません」母親は「夏は真っ黒になるくらい外に行くんですけど、今年は日焼けもせずにほぼ家でした」と話します。小学4年生は「テレビとか見たり、宿題とか見たりして過ごしてました。海とか行ってみたかった」と話します。真夏の海水浴やプールも、今年は少し遠い存在だったかもしれません。
“レジャー控え”の影響か、入場制限を行っていた中区のファミリープールでは、去年の同じ時期と比べ半数ほどだったといいます。
一方、レジャーを楽しんだ家族にもある傾向がみられました。ある父親は「キャンプ行きました(府中市)上下町。県外は行ってないですね」と話し、またある父親は「(島根県)浜田市のほうで泳いだのと、しまなみ海道の大三島でキャンプしました」と話しました。
話を聞いたなかでは夏休み中県外に遊びに行ったのは3分の1以下。感染拡大地域を避け、山口や島根など近くの県で過ごした家族が多かったようです。
一方でこんな楽しみ方をした家族も・・・。
小学2年生の父「庭にプールを出したりして家族で過ごしました。大きなプールとか泳ぐ所に行きたかったんですけど人が集まる所は怖かったかなというのがあって」
不特定多数と接触しない“お家プール”は今年ならではのレジャーのひとつだったかもしれません。異例の短い夏休み。来年はどんな思い出ができるでしょうか・・。