82歳の女性が亡くなったのはヘルパーから新型コロナウイルスに感染したためだとして遺族が訪問介護事業者を提訴しました。
訴状などによりますと広島県三次市の82歳の女性は今年4月3日からせき込んで翌日に発熱、新型コロナによる肺炎のため19日に死亡しました。
女性は、訪問介護サービスを受けていて、担当する女性ヘルパー(50代)は3月31日に発熱と味覚・嗅覚異常があったものの翌日に症状が改善。
感染が判明する4月10日までに2回、女性を介護していたということです。
原告側はヘルパーから感染したと主張し「自らの感染可能性を十分認識できた」などとして、訪問介護事業所の運営会社に4400万円の損害賠償を求めています。