新型コロナ対策を徹底したホテルが9月、広島市中区にオープンしました。3密回避はもちろん、接触をできるだけ減らす様々な工夫が施されています。
渡辺美佳アナウンサーリポート「チェックインをするときはスタッフと対面にならずに受付をすることができます。よろしくお願いします」
広島に縁を感じて欲しいという思いから名付けられたエンホテル広島。その特徴は新型コロナの感染防止のため非接触サービスに特化していることです。
エンホテル広島 渕之上尚己さん「コロナという大きな災禍がやってきてウィズコロナと呼ばれている時代にホテルはどうあるべきかを徹底的に考えてこのホテルを作りあげました」
チェックインのときはL字に立たせることで客と従業員が向き合わないようにし、通常紙に記入するような個人情報や健康状態の記入はすべて消毒済みのタブレット端末で行ないます。また壁に飾られている絵にもある仕掛けがありました。
渡辺美佳アナウンサーリポート「ロビーにあるこちらの絵画、一見ただ飾られているように見えるんですが、下にはQRコードがあります。これを読み取ると…ホテルオススメのお店の情報が出てくるんです。便利ですね」
他にもお好み焼きや観光スポットなど絵画の内容に合わせた情報を読み取ることができます。これにより紙でのパンフレットや観光案内がなくなり、ホテル従業員との接触も減らすことができるということです。
またロビーには様々なところにQRコードが隠されていて、ホテルや観光地などの情報を遊び感覚で取得することができます。
他にも非接触サービスのこだわりは客室にも…。
自転車を持ち込めるように設計された部屋では壁は黒板になっていて落書きをすることができます。その部屋の机にはなにもものが置かれていません。
エンホテル広島 渕之上尚己さん「こちらのテーブルを見ていただくとスタンド以外なにも置いてません。テーブルには通常よくあるファイル類ですとかいろいろなものは置かないようにして接触を減らします」
コロナ禍の中登場した非積極サービスにこだわったエンホテル広島。
人によるサービスができない分宿泊が楽しめるようにさらにロビーなどにQRコードを追加するということです。