湯崎英彦知事
「(広島市の)新規の感染者でみると既にステージ3を超えてステージ4に近い状態。生命、健康、生活に大きな影響が及ぶ危険性がある」
感染拡大が止まらない新型コロナウイルス。
県は本部員会議を開き、12日から来月3日を「集中対策期間」として、対策強化に取り組む考えを明らかにしました。
特に広島市での急増を受けて、外出機会の減少やテレワークの活用による出勤者の5割削減を呼びかけます。
また広島市を往来する年末年始の帰省について、時期の変更や自粛を求めるということです。
湯崎知事
「このままだと非常に拡大が止まらない。医療に大きな負荷がかかってくるここは何としてもこの状態から脱していかないといけない」
また酒類を提供している広島市内の飲食店に対し、提供時間の短縮を今月14日以降に要請することを検討します。
感染が収まらない場合には、営業時間の短縮などより強い要請を検討することにしています。
そして10日から広島市内のPCRセンターは2カ所体制となりました。
西区の西飛行場跡地に設置されたドライブスルー方式のPCRセンターは、10日午後1時から検査が始まりました。
医療機関や高齢者施設、飲食店で働く人などを対象に無料で行われています。
初日の10日は予約していた79人が検査したということです。(午後3時までの予約数)
県の担当者は「初日にもかかわらず多くの人が受診し関心が高さがうかがえる」と話していました。
また先週土曜日に設置された新天地集会所のセンターには9日までに270人が検査しました。
どちらも検査結果は原則、翌日、本人に連絡するということです。