広島市大規模PCR「意義ある 切り札にも」県医師会会長

広島

全国的にも異例となる広島市を対象とした大規模PCR検査。
県医師会の会長が「個人的な考え」として取材に応じました。


県が予定しているPCR検査は広島市内4区の住民と働きにきている人が対象。
今月中旬からおおむね1カ月で28万人を検査し、最大3900人の無症状の感染者が見つかるとしています。


去年12月医療崩壊が始まっていると訴えていた県医師会の松村誠会長は、「全国に先駆けて調査をして無症状者を隔離すると感染拡大にどの程度影響があるか分かるという点でも意義がある」と評価をしています。


また県は検査費用としておよそ10億円を試算していますが、「費用対効果を考えるものではなく、検査は感染拡大を止める研究にもなる」としています。