県が今月中旬から予定している大規模PCR検査について、検査対象を絞るなど大幅に縮小する方向で検討していることが分かりました。知事は「一両日中に判断したい」としています。
県がこれまで公表していた検査対象は中区・東区・南区・西区のすべての住民と働きにきている人、およそ70万人で、そのうち4割に当たる28万人が検査を受けると想定し補正予算で10億円余りを確保していました。
関係者によりますと、市内の感染状況が改善していることなどから対象エリアを中区に絞り込んで実施する案などを検討しているということです。
広島市の10万人当たりの新規感染者数は直近の1週間で2.8人と県の警戒基準値4人を下回っています。
湯崎知事「フルに行うということから全然行わないことまで選択肢はいろいろありますので、どういう選択をするのかということを判断していく」
湯崎知事は9日の定例会見で広島市の感染者の減少が一時的か安定的か見極めが必要だとして、一両日中に判断する意向を示しました。