広島市のPCR検査 中区8千人を対象に 新たな対策も

広島

湯崎英彦広島県知事「現状では積極的疫学調査によって感染拡大を防止できるのではないかという専門家の意見も踏まえていったん保留するということにした」

広島市内4つの区で2月中旬にも予定されていた大規模PCR検査について湯崎知事は「保留」と正式に発表しました。
当初予定していた想定人数は約28万人。
大規模PCR検査を保留した一方で対象を中区の8千人に大幅に絞った検査を行うことになりました。

60代「妥当じゃないかと思いますよ。いたずらに恐れるんじゃなくて正しく恐れて適正にやったらいいと思う」
50代「中区だけやってどうなのかなって気もするし、事業所で希望するところだけって言ってたのでそれで隠れた陽性者が発見できるかはちょっと疑問かなと思う。いっぺんにやったほうがよかったんじゃないかと思う」

広島市の感染者が減少していることを受け「保留」の決断をした湯崎知事。
大規模PCR検査は再び感染者が急拡大した場合に備えることとし、今回は部分的試行にとどめました。
一方、再拡大を探知するため日々の陽性率などを観察することを目的に「モニタリング・ポイント」を設置するとしました。

湯崎英彦知事「このモニタリングで感染の拡大兆候が見られた場合には一定の対象地域にPCR検査を集中実施することも選択肢として行っていく」