“緊急事態宣言”全面解除 ホテルでは会議 広島

広島

首都圏の1都3県に出ていた緊急事態宣言。22日、およそ2か月半ぶりに「全面解除」されました。


尾道市のホテルでは系列のホテルなどと宣言解除後の利用客増加への対応や感染症対策について会議が行われました。


尾道国際ホテル 寺岡靖治支配人
「価格調整をしてお客さまのニーズにあった商品を提供して獲得していけるように」


このホテルでは首都圏などに緊急事態宣言が出た1月以降、宿泊率が8割減ったということです。
今後は季節ごとに料金を変える「価格調整」も視野に検討を進めているということです。


尾道国際ホテル 寺岡靖治支配人
「やはり1番多い首都圏からのお客さまに増えていただくということに期待を寄せる一方、これから感染拡大が起こってまた緊急事態宣言とならないようにしっかり感染対策をして」


今月は卒業旅行などでの利用客の予約も増えたことで回復傾向にあり「GOTOキャンペンーン」の再開や県や市などの助成にも期待しているということです。


一方、原爆資料館では全国的な感染状況をふまえ対策を一部緩和することを決めました。


去年から続いている原爆資料館の入場制限。現在は30分あたり200人と制限を設けていますが広島市は「感染予防対策のノウハウが十分蓄えられた」として来月1日からの解除を決めたということです。


ただし、感染が再び拡大した場合は、対応を見直すとともにゴールデンウイークなど入場者の集中が見込まれる場合は、入場制限を行う可能性もあるということです。