厚生労働省は、空港の検疫で新型コロナウイルスの感染が判明した広島県の女性が施設での宿泊療養中に死亡したと発表しました。検疫所が用意した施設での死亡は初めてです。
厚労省によりますと、死亡したのは広島県の50代の女性です。女性は今月16日にエジプトから成田空港に到着し、入国時の検査で新型コロナの感染が確認されました。女性に症状はなく、検疫所が用意した施設で 宿泊療養していました。27日朝、健康観察の連絡に返事がなかったことから検疫所の職員が部屋を訪れたところ、女性は倒れていて、その場で死亡が確認されました。死因はわかっていないということです。検疫所が用意した施設での死亡は初めてです。