広島県内でも再び新型コロナの感染が広がりつつあります。広島市では新たに5人の変異ウイルスの感染も発表されました。
県内では、広島市で10人、福山市で6人、府中町で2人、安芸高田市と東広島市でそれぞれ1人の計20人の感染が確認され、広島市では変異ウイルスの感染者も5人発表されました。
広島市によりますとこれまでにわかっている変異ウイルスの感染者56人のうち県外往来があったのは22人で、そのうちの半数は仕事や旅行で大阪など関西方面を訪れていたということです。
年代別では20代が約4割と最も多く、50代も2割ほどを占めています。
また2月以降の新規感染者のうち変異ウイルスの感染者は約2割で多くは軽症ですが、2人が死亡したと発表しました。
さらに4月に入ってから感染経路がわからないケースが4割と3月と比べ増加しているということです。
広島市健康福祉局 阪谷幸春担当局長「以前からの傾向としてこの感染経路の不明の割合が高まれば高まるほど感染爆発が起こりやすいと思っていますので、今後十分気を付ける必要がある」
一方、福山市では16日に始まる薬局でのPCR検査に向け準備が進んでいます。
検査は県と市の薬剤師会が協力して行い、市内に住む人や働く人が誰でも無料で受けられます。
福山市ではこの1週間で10万人当たりの新規感染者数が5.1人で、県の警戒基準値4を超えています。
福山市薬剤師会 村上信行会長「(福山市内)多くの地域がカバーできていると思うので、家族でも複数でも受けられるので、ぜひとも近くの薬局をご利用いただきたい」
検査は福山市内107の薬局で16日から5月末まで受けることができます。