医師不足が深刻な広島県神石高原町でNGOなどの協力のもと高齢者を対象とした新型コロナワクチンの個別接種が始まりました。
花房吾早子記者「グラウンドに設営されたテントの中で高齢者の方々がワクチン接種の順番を待っています」
神石高原町では75歳以上の町民約2千人のうち360人への接種を30日までに予定しています。
個別接種の会場となった診療所には医師が1人しかいないため、町役場やNGOピースウィンズジャパンの職員が協力しました。
初日の22日は医師2人態勢で約70人の高齢者にワクチンの接種を終わらせたということです。
ピースウィンズジャパン 坂田大三医師「時間が経つにつれてワクチンが充足してくれば、今度は打つ側、医師も必要なんですけど、それを調整する看護師やまわりの事務方のサポートも必要になるので、やはりそれなりの人数が必要になると思います」
次の高齢者への個別接種は5月後半からの予定で、町内3つの医療機関すべてを使うということです。