時短要請期間を翌日に控えた11日、広島市中心部の歓楽街・流川地区などでは我慢の日々に向けた準備が進められていました。
尋木萌記者リポート「午後10時過ぎの流川です。飲食店への時短要請はあすからということなんですが、すでに歩いている人の姿は少なくなっているように感じます」
多くの飲食店が立ち並ぶ広島市中心部の歓楽街流川地区。
広島県の時短要請期間を控えた11日、休業のお知らせを店頭に貼るなど「我慢の日々」に向けた準備が着々と進んでいました。
11日から休業する飲食店店長「去年もひどい状態に流川界隈はなってますので、それを考えると明日から気持ちの切り替えをどうしたらいいか非常に戸惑ってる」
この店では以前の集中対策期間には時短営業を行い、テイクアウトやデリバリーに力をいれるなど努力を続けてきました。
11日から休業する飲食店店長「流川界隈のテイクアウトやデリバリーのお客さまは会社関係の方がほとんどです。会社の出入り少なくなってますので、テイクアウトやデリバリーは減ってきています」
テイクアウトなどでの売り上げも見込めないため、断腸の思いで休業を決めたということです。
11日から休業する飲食店店長「去年インタビューされたときに明けない夜はないっていう話はしたんですが、明けるんだろうかっていう思いです」
今回の対象地域は流川町や薬研堀など広島市中心部の歓楽街で、酒類の提供時間を午後7時まで営業時間を午後8時までに短縮するよう要請し、要請に応じた店舗には協力支援金が支給されます。
薬研堀で10年近く営業を続けるバーでは…。
「そもそも時短とは関係ない時間帯ですからね、なので閉めるしかない」
店は午後11時から営業を始めるため、県からの要請に従うには店を閉めるしかありません。
営業時間短縮要請の対象となるエリアについては…。
「不公平感は感じないですが、大丈夫かなってただ心配ですね。中央通りからこちらと向こう側という形だと思うけど、あまり意味がないんじゃないかなっていうのが一番の正直な気持ちですね。こっち側でするなら向こう側もしないと人が集まっちゃうと思うんで」