広島大学などの研究チームが、新型コロナウイルスの感染力を中和する抗体を人工的につくることに成功しました。
研究チームによりますと、去年4月から新型コロナに感染し県内に入院していた23歳から93歳の患者18人から血液を採取。
うち重症者4人の検体から、ウイルスが体の中で広がるのを防ぐ32種類の人工抗体をつくることに成功しました。一部は、イギリス型や南アフリカ型の
変異ウイルスへの効果も期待できるということです。
保田朋波流教授「重症化の予防にも効果があると思いますし、重症まで陥った方に投与しても効くだろう。治療に使うのが一番いいのではないか」
今後、治療薬の量産化に協力してくれる企業を募集するということです。