週末からの福山市と広島市の大規模会場でのワクチン接種をまとめました。
ガラガラだった先週から一変、広島県が福山市に設置した大規模接種会場には午前中から多くの高齢者が訪れていました。
この会場では1日最大1800人が接種できますが、初日に接種した高齢者は88人のみ。想定のわずか5%ほどでした。
しかし福山市に住む人の対象年齢を80歳以上から65歳以上に引き下げたところ状況は一変、6月21日までの予約がほぼ埋まりました。
接種した人(72)「けっこう多くてびっくりしました。接種券だけは早く配布しても良いと思うんですけどね」
一方、広島市では。
長崎奈美記者「こちら会場では予約が埋まらなかったため、会場の半分は使われていません」
12日、広島市の大規模接種が始まった県立総合体育館。
1日約2千人が接種できますが、スタートダッシュとはなりませんでした。
接種した人(77)「きのう電話したら『きょう打てます』と。少ないね。スタッフの方が多い」
初日の予約は2割程度、13日はさらに少なく1割にも届きませんでした。
広島市医師会 新甲さなえ常任理事「個別やかかりつけ医の接種にこだわらずに、集団接種会場でもいいので、早くみなさんにワクチンを届けたい」
新型コロナ収束の切り札とされているワクチン。
接種率の向上へそれぞれの市町が対応に追われています。